映画の「八犬伝」を見てきました。面白かったです。八犬伝の内容と作者の滝沢馬琴の生涯を上手に行き来して2つの物語を楽しめた感じです。私が子どもの頃NHKで人形劇「南総里美八犬伝」をやっていて、毎週楽しみに見ていました。私が一番感動したのは滝沢馬琴が「八犬伝」を書いている途中に目が見えなくなり、息子の嫁が馬琴の語る「八犬伝」を文字にしたことです。その息子のお路(みち)さんは仮名しか書けなかったので馬琴から漢字を習いながら書き上げたとありました。それには驚きです。それも8か月でです。馬琴に怒られながら、よく最後までやり遂げたものだと感心しました。私は英語が話せるようになりたいと思って、英コミュニティの授業がある前の日には予習ををし、家ではアプリで勉強し、英検3級までは取れましたが、簡単な挨拶以外はさっぱり覚えられません。この映画を観て気づいたのですが「私はどうしても英語を話したいと思っていない」ということです。英語を話す機会もないです。私が若かりし頃に夢中になった「風と共に去りぬ」という映画を字幕なしでみたいと思っていたことが頭の片隅にこびりついていただけだったようです。あれほど好きだったクラークゲーブルも「入れ歯で口臭がひどかった」という裏話本を読んでからはがっかりして、「風と共に去りぬ」を久しぶりに見たときはこう思いました。ビビアンリーは「口臭に耐えてよくキスシーンを何回も演じきったなぁ」ということでした。お路さんとビビアンリーはどちらも凄いです。私にはどちらも無理です。
みーも